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マッサージのコツ

ペットのライフケア
前回の記事では「ほぐそうと思うなら脱力」というのをお伝えしました。
 
今回はそれにプラスしてさらにマッサージのコツをお伝えしようと思います。
 

まずは「手」を受け入れてもらいましょう

コツ1.
まずは「手を受け入れてもらう」ということです。
 
 
人だっていきなり背中や肩を触られたらびくっ!と力が
入ってしまいますよね。
 
犬も同じです。
 
飼い主さんは「知らない人」ではないのでそこまで警戒することは
ないと思いますが
 
それでもやっぱりいきなり触られると力が入ってしまうもの。
 
 
 
やっぱり触る前には一言「触るね~」とお知らせするのが礼儀でしょう。
 
 
そしていきなりスタートするのではなくしばらく手を置いて
 
犬の力が抜けるのを待ちます。
 
 
力が抜ける=手を受け入れた と思ってOK。
 
 
具体的には
 
顔を背けた
 
目を反らした
 
他に気が反れた
 
など。
 
 
ふっと気が反れる瞬間があれば受け入れてくれたと思って
ゆっくりスタートしてください。
 
中にはしばらく待ってもずーっとこっち見てるワンコもいます。
 
ちょっと神経質なコ。
 
そういう子は手を置かせてくれている時点で
 
「うん、まぁ・・・いいよ
 
と言っているので一呼吸置いてからゆっくり始めちゃってください。
 
 

できるだけ手を離さない

コツ2.
もう一つ、私は無意識にしている事なのですが
 
「できるだけ体から手を離さない」
 
というのもちょっとしたコツかなぁと思います。
 
 
 
 
私は動物看護士をしていたので、台の上の動物から手を離す、
 
というのはスーパーNGなこととして体に染み込んでいます。
 
 
専門学校を卒業したばかりの新人さんは平気でパッと手を離す。
 
どんなに大人しい子でも台の上では
 
絶対に」手を離しちゃダメなんです。
 
 
「動物の保定って大変でしょ?」と言われますが
 
実は保定に回っているほうが楽だったりします。
 
 
だって動かなくていい。というか動けない。
 
 
死にかけの子の保定は下手したら死ぬし
 
異変にいち早く気付かないとダメなんだけど
 
「あれ取って!」「これ繋いで!」という指示に
 
ぱっぱと動けるベテランが周りにいないとダメだから
 
どれが異変かも分からない新人さんが保定につくことアリアリ。
 
(でもベテランさんは動きながらも様子見てるので大丈夫ですよ)
 
 
話が反れました。時を戻します。
 
 
 
 
そんな経験もあって私の手は動物に吸い付くように
できている(ほんと?)。
 
かどうかは置いといて
 
一度受け入れてもらった手を離す、ということは
 
また受け入れからお願いしなくちゃいけません。
 
 
なので、極力からだから離さないように移動させましょう。
 
 

尻尾までマッサージしたらどうやって戻る?

でも頭から尻尾までマッサージしたらどうやって戻るの??
 
毛を逆撫でるのもなんなのでその場合はちょっとだけ離す。
 
けど完全には離しきらない、意識としては離れていない。
 
という絶妙な感じで頭に戻ります。
 
 
もしくは反対の手は触れている、という状態でもいいかな。
 
そうすれば犬も「気持ちいい~」と
 
うっとりしている意識が途切れないで済みます。
 
 
 
人でもどうですか?
 
マッサージされてていちいち手が当たる・・・
 
って決して気持ちよくはないでしょう。
 
なんならちょっとイラつきます。
 
やっぱり継続してマッサージされる方が気持ちいいです。
 
 
 
私は右手でメモを取りますがその時は左手が触れています。
 
逃げ防止ではなく寝ている子でもそうです。
 
怒りんぼなコは右手が離れた瞬間や戻った瞬間に爆発するので
 
やはり手を触れている間は意識も途切れない、
 
ということなんだなと思います。

ケロベロスを起こさないように・・・

マッサージの手はハリポタでいうケルベロスの音楽みたいなもの!
 
と言えば分かりやすいでしょうか。
三つの首を持つケルベロス。音楽が鳴っていると眠り音楽が止まると起きてしまいます。

なんかかわいいいらすとやのケルベロス

 
 
賢者の石を守っている三つの頭の犬ケルベロスは
 
音楽で眠りにつきます。
 
でも音楽が途切れた瞬間に目覚める!
 
音楽が「手」です。
 
眠っているケルベロスを起こさないように絶えず音楽を流す、
 
というイメージでやってみてください!
 
 
静かめのmelodyでお願いします。
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