今回はちょっと歩き方の話。
おうちのこ、大丈夫ですか?
お散歩で見かける子ではガニ股結構います。
ガニ股はこんな感じ
左側のプードルさんはガニ股といえます。
ガニ股の子はヒザが上手に使えない。
なのでロボット歩きします。
見た目の悪さだけでなく筋肉や関節にも大きな負担がかかってるんですよ。
なんで犬はガニ股になるのか
ガニ股は股関節が外向きに開いちゃってる状態です。
股関節が勝手に開いていく、ということはなく
筋肉がそのように動かしているのですが、
ガニ股になるというのは「開く」という動作をする筋肉が
縮んで固まっちゃった、
そして「閉じる」動作をする筋肉も固まっちゃった、という状態です。
要するに後ろ足周辺の筋肉のコリが原因で
ガニ股になってしまってるんですね。
ならばこの辺りの筋肉をケアしてあげればガニ股は改善するということです。
格好悪いだけじゃない!放置するとどうなる?
ガニ股は人も犬もきれいな歩き方とは言い難いですよね。
別に歩き方綺麗じゃなくてもいい。犬だし。。。?
でもガニ股は見た目の悪さだけの問題ではないんです。
ガニ股は後ろ足周辺の筋肉の伸び縮みのバランスが崩れることで
形成されています。
崩れたバランスのまま筋肉を使い続ければコリはますます固くなります。
ガニ股はどんどん進行していきます。
パッドの位置が中心から外にずれればずれるほど
からだへの負担が大きいという事は想像に難くないですね。
後ろ足周辺の筋肉の使い方が悪いので膝もうまく使えなくなります。
しんどいロボット歩きにもなっちゃう
ガニ股のワンちゃんは膝が曲げにくいので(膝を曲げる筋肉も伸びているから)
伸ばしたまま前に出す「ロボット歩き」になります。
人は見た目も気にするし、辛かったら「どうすれば改善されるか」を考えますが
犬はその姿勢が辛いものだったとしてもそれが「辛い」と思わない。
徐々に変化していってるので慣れもあるし、なんせ痛みに強い。
というか鈍い。
だからやっぱりケアしてあげなくちゃだめなんです。
ガニ股のワンちゃんはお尻と後ろモモ、内ももの筋肉を重点的にケアします。
一回の施術であまり変化がなくても回数を重ねる事で確実に変わってきますよ。
この子は一回でここまで変わりました。