コロナが落ち着いた、とは言えませんが県越え移動がOKになりました。
私も手洗いの習慣がすっかり身に着きました。
まだまだ気は抜けないですがしっかり予防していきたいと思います。
コロナで訪問がご無沙汰になっていたお客さまから先日とても嬉しいメールをいただきました。
後ろ足を引きずっていた14歳のミニチュアダックス
大阪のお客さんが飼っているのはMダックスのGちゃん。
14才です。
コロナで自粛する二ヵ月ほど前まで後ろ足が全く立たず前足でおうちの中を移動していました。
なかなかの速さで移動していましたね(笑)
やはり前足や背中の負担が半端なく、初めて伺った時はビックリするほどからだが堅かったのです。
まるで鎧を着てるみたいな。
そんな体でも玄関を入ったら元気にワンワン吠えて後ろ足を引きずりながら出迎え(?誰だお前コール?)してくれました。
自粛中にマッサージ頑張っていたんです!
その後コロナ自粛があり、施術もご無沙汰になってしまいました。
「Gちゃんどうしてるかな」と気になっていたところ久しぶりにメールが来たのです。
「よちよちながら後ろ足で歩いています」
「ご飯も立って食べてます」
うそん?!
コロナ自粛でおうちにいる間マッサージを頑張ってされていた、とのこと。
その後動画が送られてきましたが、ほんとに歩いてる!!
マッサージをバカにするな!
後ろ足を引きずって移動するコはまずは「立つ」ことを思い出してもらう、フラフラでも自力で立てる事をまず目標にしています。
立てれば筋力も増すし、立つ事を思い出せば犬は「足を前に出す」ということを自然にするんじゃないかと。
(後ろ足が立たなくても前足で移動できちゃうから使わなくなるのです。)
でも14歳という年齢と筋力低下があるので難しいかなぁと思っていたのですが・・・
よちよちとは言えなかなかしっかり歩いています!
歩ければ筋肉はますます鍛えられるし、血流も良くなるし、何より本人のモチベーションが上がるでしょう(これが一番大事!)。
飼い主さん、すごく頑張ったんだな・・・と感動しました。
マッサージってケアとしてはちょっと地味?
「何かしてあげたい!」と思っている愛情深い飼い主さんにとっては、効いてるのか効いてないのかよくわからないマッサージより
何かを飲ませたり、どこかの有名な先生に通ったりする方が「何かしてあげてる」感が強いのかもしれません。
でも今回Gちゃんが証明してくれましたね!
毎日のちょっとしたケアがとても有効なんだと、教えてくれました。
「老犬」といってバカにするな!
「老犬だから仕方ないと思います」
昨日より今日は一日老化するので、そういう事ももちろんあるんだけど
でもそれって愛犬をバカにしている言葉ともいえます。
老犬とはいえ犬は犬。犬って何万年も歴史のある強い動物なのです。
(そんな動物に1から10まで人の助けが本当に必要なのでしょうか?)
ちょっと手助けしてあげればあとは自分で治る方向に「持っていけるなら」持っていきます。
それがだんだん持っていけなくなって死となります。それは自然なことですよね。
なんでもかんでも老犬だからとリミットを決めるのは失礼だと思います。
私もまさか、こんな短期間で歩けるまで回復すると思ってなかったので反省しました。
マッサージ、皆さん自信もってやりましょう♪
絶対効果あります。
無茶しなければいい効果はあっても悪い効果はありません。
老齢でも回復できます!