犬の整体は若いワンちゃん、特に子犬には必要ないと思っていませんか?
確かに整体を受ける子は老犬が多いです。
いつまでも自力で歩けるように、寝たきり防止の為、というものですね。
しかし若いからと言ってコリがないわけではないんです。
まだ6か月のコでも・・・
トイプードルのHちゃん(6か月)
少し前の検診の時、獣医さんが足を触ると嫌がったそう。
左ヒザの骨がレントゲンで見ると少しズレがあったそうです。(脱臼まではいっていない)
そこで施術は慎重にさわるように注意しました。
子犬の時に一度嫌な思いがついてしまうとそれをずっと引きずってしまうことがあります。
痛みがあるなら尚更、無理は禁物。
とりあえず問題の後ろは置いといて前から順番にほぐしていきました。
まだ子犬なのでそんなに凝ってないだろうと思っていたら・・・結構凝っている。
どうしてだろうと思いながら前をほぐし後ろ足に移行したら後ろ足に大きなコリがありました。
犬の整体ビフォーアフター 股関節の可動域が広がった
後ろ足の大きなコリ。ゴリゴリもんだら痛そうなくらい。
様子を見ながらゆっくりほぐしていきます。
Hちゃんは特に嫌がる事もなく体を預けてくれました。カワイイ~♪
若い子はほぐれるのが早かったりするのですがHちゃんのコリは結構手強い。
ほぼ解消できましたが時間切れで少し残ったのでおうちマッサージをお願いして終了しました。
ビフォーアフター
↓ ↓ ↓
コリが邪魔して狭くなっていた股関節の可動域が大きくなりました。
併せて背中のラインも改善されてます。
まだ若いからこの程度ですがこのまま放っていたら背中はもっと丸くなっていたと思います。
おうちでも姿勢のチェック出来ます
後ろ足のコリチェックはおうちでもできます。
Hちゃんが時々していた座り方↓↓
このような座り方をしてるなら要注意。
コリが邪魔で足をきちんと畳んで座れなくなっているのです。
座ろうとしてすぐ立ってしまうコも同じことが考えられます。
Hちゃんは後ろ足を前に投げ出す事でおすわりしていたのですね。
後ろ姿も変わりました。
トイプードルの特徴
トイプーでよくみかける姿勢として、足が異常に長く見える子がいます。
足長に見えてカッコいいのですが、あれは足が長いわけではありません。
膝が伸びてしまっている、または肩甲骨が立ってしまっているのです。実際触ると骨の長さは犬のそれ。
膝がきちんの曲げられていない、というのは皆さんがよく心配される「パテラ(膝蓋骨脱臼)」の一因になりうるのではないかと思います。
体重が軽いんですよね。足にどっしり体重がかかる犬種じゃないので骨や筋肉が鍛えられにくいのではないでしょうか。
そういうコはお散歩だけでなく敢えての筋トレやケアが必要になってくるでしょう。