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シニアになって階段を嫌がるようになりましたか?老犬さんのお話

シニア犬

若い時はさっさと行けていた階段。

シニアになって立ち止まるようになったり考えるようになったり

渋々になったな~と変化を感じていませんか?

筋力低下は避けられないので変化は当然の事ではありますが・・・

できる事があるならやってあげたいですね!

小型犬ならいざ知らず大型犬では飼い主さんの負担は急増!

おうちの階段って狭くて急で、年取ると怖くなるのも理解できますよね。

小型犬ならいざ知らず、大型犬になると飼い主さんの負担は一気に増えます。

先日28kgのワンちゃんが来られました。

ワイマラナーロング

今まで上がっていた階段が上がれなくなって今はお父さんが抱えてあがってる、とのこと。

おぉそれは大変だ・・・!お父さんの体も心配です。

それが整体後はまた自分で上がれるようになったそう。

飼い主さんのご負担は一気に軽減されましたね!嬉しいことです。

整体をしても力が強くなるわけではありませんが、
なぜ上がれるようになったのでしょう?

犬の肩甲骨周りの筋肉を知ろう!

このワンちゃんは股関節形成不全が分かって整体へいらっしゃいました。

ただ整体では股関節形成不全を「治す」ことは出来ません。
(治すのは獣医さんのお仕事)

触ってみると前足、特に左の肩甲骨の動きがとにかく悪い。

整体でケアすべきは後ろ足よりそこでした。

 

犬の肩甲骨(前足)は胴体と関節しておらず「浮いている」状態です。

※肩甲骨についてはコチラもご参考に。

肩甲骨の上下、前後、さらには下にも上にもカバーするように何重にも筋肉があって
周りを腱や靭帯がしっかり固定しています。

肩甲骨周りだけではなく後頭部から肩甲骨や上腕に向けて筋肉は繋がっており

何種類も、何層にも筋肉が重なっていて複雑に連携しながら一歩が出るのです。

ごく一部ですがご紹介↓↓

犬の胸筋はココ

首からも関係してる

僧帽筋は肩甲骨を前後へ動かす

広背筋は腕を後ろへ引く

紹介したのはごく一部の肩甲骨周りの筋肉です。

沢山の筋肉が上手に連携しているのですがどこかにアンバランスが生じ
筋肉が硬くなると前足の一歩が出しにくくなるのです。

階段が上がれなくなった原因はこの「肩甲骨の動きの悪さ」です。

肩甲骨周りをほぐすと可動域が広がって足がしっかり動かせる!

後ろ足はさておき(股関節形成不全があるのでそこまで使っていない)

とにかく肩甲骨周り、胸筋、首まわりをしっかりほぐしていきました。

動きの悪かった肩甲骨は動きやすくなり可動域が広がりました。

 

肩関節は内転し肘が外に広がる形になっていましたがそれも改善されました。

かっこよくなった?

なぜ肩甲骨周りが硬くなったかというと、股関節形成不全のせいで前足負担が
増えたからだと思います。

症状が直接の原因じゃないことも多いです

人でいう「四十肩」(?)がイメージしやすいのかな・・・?

(私は四十肩になったことがないのでどんな感じか分かりませんが・・・)

とにかく手が前に出ない、出しにくい状態。

これでは階段は登れませんね。怖いですもんね。

飼い主さまや獣医さんも、股関節形成不全が階段を登れなくなった原因だと考えておられました。

でも今に始まった形成不全ではないはず。

きっと昔からあったのでそれは考えにくいと思いました。

ただ筋肉をほぐすだけでお悩みが1個減る、ってなんだかいいですね♪

また登れるようになって本当に良かったです!

ブログ「前足を守る」も読んでね)

忘れてはならないのは「筋力があるうちじゃないと意味がない」ということ。

いくら整体やっても筋力は強くなりませんからね。

 

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