二日目:先住犬と挨拶
昨日一晩は夜中何回か鳴いていました。
環境がガラリと変わってしまったので仕方ありません。
私も様子を見に行きたくて仕方ありませんが寝る時は別の部屋、というのが我が家スタイルなのでここはぐっと我慢。
慣れてもらうことにします。
朝になりまずはいつも通り愛犬ちゃんに挨拶して、一緒に猫ちゃんを見に行こう!と誘いました。
具体的には愛犬が大好きなキャットフードを一握り持って猫のゲージに近付いて犬の名前を呼びます。
うちの子は少し躊躇しつつキャットフード欲しさに近付いてきました。
そしてゲージの近くでキャットフードを数粒あげます。
その手を段々ゲージに近寄せていって犬の猫が鼻を突き合わせてクンクンできる距離まで誘導しました。
そして唸ったり歯をむいたりすることなく上手にクンクンできたら大袈裟に褒めてキャットフードをあげます。
「大袈裟に褒める」というのは「いい言葉」「明るい言葉」を頭に振りかけるイメージです。
「優しいね」「いい子だね」「可愛いね」「お利口だね」
なんでもいいのでプラスの言葉を頭の上にいっぱい浴びせます。
余談ですが以前行ったセミナーで、用意した二つの水に一つは罵声を、一つは愛情の言葉をかけて結晶の形を比較する、という実験の話を聞きました。
愛情の言葉を浴びた水はきれいな結晶を形成するのに対し罵声の方は形が崩れてしまったそうです。
水でそれなのだからペットにとって愛情の言葉がどれほどいい影響があるか、逆にイライラしている飼い主さんだったら。。。?
容易に想像できますよね。
愛犬ちゃんは拘束せずに自由にします。
猫ちゃんの方はというと、犬の姿を見ると怖がって「シャー」。
でも明らかに昨日と勢いが違う。とりあえず言ってみた、という感じです。
昨日と違って鼻を突き合わせる余裕も出てきました。
目の前でキャットフードを食べる事も出来ます。
これなら大丈夫かなと思ってゲージの入り口を開けて自分から出てくるのを待ちました。
部屋の中を探検:恐怖心≧興味
好奇心旺盛なニャンコは様子を伺いながらゆっくり出てきました。
早速寄って行く愛犬。
やっぱり「シャー」は言いますがほとんど聞こえないような声で、そしてビビりながらもお互い匂い合いしてました。
恐怖心≧興味みたいです。
お尻のにおいもしっかり嗅いで挨拶はまずまず成功かな。
まず先にトイレの場所を教えます。
猫ちゃんにとってトイレの位置は重要なので一度教えてあげるとすぐ覚えてほとんど失敗することはありません。
連れて行ってトイレの中に入れ前足でトイレ砂をかく仕草をさせます。
「ココがトイレだよ」と教えてあげます。
オシッコのついた砂をほんのちょっと入れておけば間違いないです。
その後は自由に部屋の中を探検。自分のいる場所を把握してもらいます。
一通りウロウロしてソファーでまったりしていて
ふと気になって毛を分けてみたら。。。
ギャーッッ!ノミがいる‼
皮膚に黒い点々がポツポツと。。。
ノミダニの駆除はお願いしていたのに!
毛の中に見られるバニラビーンズみたいな黒い点々はノミ糞です。
腰のあたり尻尾の付け根に多くみられます。
あごの辺りにも点々とついていました。
ノミ糞は吸血した血なので水に濡らしたティッシュに黒い点を5秒ほど置いて軽くこすると赤黒く滲んできます。
例えノミの姿を見つけられなくても確実にいます。
慌てました。ノミの成虫はピラミッドのごく上部。
一匹いたという事は数匹いる可能性もあるし目で見えるノミの数百倍も卵が潜んでいるのです。
ぎゃーーー気持ち悪い!!!
慌ててレボリューションプラスを買ってきて投与。
タオルを捨てトイレの砂も全替えです。
漫画などではノミはピョーンと飛んでいるイメージがありますが、
実際は寄生している体から離れると生きていけないので必死にしがみついているものです。
卵はタオルや猫砂に落ちている可能性が十分あるので洗濯し、砂は全部替えます。
ソファーは台座をめくって掃除機を念入りにかけ掃除機パックはポイ。
せっかく部屋になじんだ猫ちゃんは再びゲージに閉じ込めです。
薬は1時間~で効き始めるということなので最低でも3~4時間は閉じ込めることにしました。
限界がきたので体をチェック
出してコールが凄くなってきたので出すことにしました。
見てみると普段は絶対表面には出てこないノミが毛の表面をフラついている!
ノミは潰すと卵が飛び散ってしまうので潰すのは厳禁です。
触りたくないけどつまんでポイします。
5匹はいたかな。
目で見て5匹。
実際はもっといるはず。卵も入れると何百匹とついていた事になる。
かわいそうに。気付いてあげれてよかった。
来たばかりだからとシャンプーは控えていたのに薬が効くに従ってノミ糞もみるみる減っていきました。
ゲッソリするような1日でした。
あんなフラフラしたノミは初めて見た。
弱ると表面に出てくるんだというのも知りました。
薬は皮脂に混ざるのでそれを避けての事なのでしょう。
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この壁に気付かれるのはまだ先と思っていたのになぁ。。。