結論:楽しんでやってるならいいけどそうでないなら無理してやらなくてもいい
以前、世界的ダンサーでもある韓国アイドルが
「特別な筋トレはしない。必要な筋肉はダンスでついた」
と言っていました。
腹筋バキバキに割れてる彼ですが「特に筋トレはしない」と言っていて驚きました。
それでいてキレッキレのダンス。
瞬時に静止するのってかなり筋力いります。
むちゃ細い女性アイドルがなぜあんなに踊れるのか不思議だったんですよね。
それって「大きな筋肉は必要ない」という事だと思いませんか？
筋肉に必要なのは大きさじゃなくて柔らかさ
最近筋トレに力を入れる飼い主さんが多いなと思います。
大型犬さんだと寝たきりになると大変ですもんね。
最大の犬アイリッシュウルフハウンド！インスタより
私も「筋肉貯金」とか言ってるし筋トレは大事だとは思います。
だけど最近「無理してまでやる必要あるかな」と思えてきました。
筋トレをすると筋肉は大きくなります。
だけどいくら筋肉が大きくても硬ければ筋肉の「機能」は発揮できない。
働けない。関節が動かせない。
それじゃ結局歩けない。
筋肉は柔らかくないと大きいだけじゃ機能が発揮できないんです。
杖ついてでも歩いてくれたらいいんだけど
「耐える」筋肉の使い方はイマイチ・・・・
「犬の筋トレ」というものを見てみると「耐える」ものが多いのではないでしょうか。
グラグラするものに耐える、立って姿勢を維持するなど。
こんなやつ。えぇえぇ、もちろん合成ですとも！
耐える使い方はイマイチだと思っています。
筋肉って縮んで伸ばされて、それがしっかりされて能力を発揮するもの。
しっかり伸ばして（伸ばされて）思いっきり縮ませて、
要するに「思いっきり走る」ということをしている筋肉はコリがあまりない。
アジリティをやっているワンちゃんはゴリゴリには凝ってない。
凝っていてもわりとすぐほぐれる。
「いい凝り方」をしていると感じています。
思いっきり走る事が少ない（ほぼない）現代のワンちゃん。
思いっきり走るなんて現実的に難しいですよね。
私は上記のダンサーさんのように
「必要な筋肉は散歩で得る」
でいいのではないかなと思っています。
筋トレしてやりっぱなし・・・が一番最悪
お散歩コースには工夫が必要かなと思います。
緩急のある坂道、土、階段をコースに組み込んだりポールをスラロームしたり。
ただアスファルトを延々歩くのではなく起伏のあるコースを組めればベスト！
気持ちよさそう！デンマークらしい
難しいからやっぱり筋トレしたい、ということならそれもいいと思います。
でも一つだけ大事な事が。
それは「筋トレで使った筋肉は必ずゆるめておく」ということです。
筋トレやったはいいがやりっぱなし。
それが一番良くないと思います。
だって一番避けたい「硬い筋肉」になってしまうから。
硬いと機能が発揮されない＝関節が動かせない。
それじゃ意味がない。。。
何のために筋トレしてんの？って話です。
筋トレはマッサージとセットで。これは必須です。
かならず緩めておく
犬は自重さえ支えられたらそれでOK！という事実
そもそも大きな筋肉って必要なのか？
だって筋肉がやせたらその分体重は軽くなる。
軽くなれば大きな筋肉は必要ありません。
犬は人と違ってモノを運んだり仕事したりしませんから、
自重さえ支えられたらいいのです。
おうちのワンちゃん、荷物運んだり働いてますか？
筋肉はいくら細くなっても消えてなくなったりしない。
そこに存在しているんだから働けるようにしておいてあげれば機能します。
筋肉の機能とは伸ばされ縮むこと。
機能＝関節を動かせる＝動けるということです。
筋トレすると筋肉が大きくなって自重は重くなる。
するとそれを支えて動かす筋力が必要になる。
さらに重くなる。負担が増える。
負担は言いかえれば「負荷」。筋トレしてる人がかけたがるやつです。
とにかく犬は自重を支えて動かせればいいわけですよ。
「毎日のお散歩が重要だ」ということは分かりますよね。
年いってペラペラになってもその分軽いわけだから大きな筋肉は必要ない。
それより柔らかい筋肉の方がよっぽど大事。
筋トレしててもマッサージや整体というケアをしなければ意味がない、
とはっきり言えます。
分からない人が監修してるのがめちゃ怖い
筋トレを否定はしません。
愛犬も楽しんでいて飼い主さんとコミュニケーションが取れて、
とにかく双方楽しいならすごくいいと思います。
「やらなくちゃ！」と思ってるならそんなに思わなくてもいいかもよ、って話。
その分散歩はしっかり行かなきゃダメですよ。
何もしないのはダメだよ。
問題だなと思ってるのは
「どこの筋肉がどのように使われているか、分かってない人がやってること」
です。
筋肉の名前や働きはネットでなんぼでも勉強できる。
だけど姿勢や動きを見て
「そのように働いてない、もしくは目的とは別の筋肉が酷使されてる」
事もあります。
それを筋トレを見てる人が分かってるのか？
それに犬は「使いやすい所に頼る」ので
後ろ足の筋トレしてるつもりでも実は前足に頼ってる、
なんてこともザラにある。
それは触れば分かります。
それが分からない人が監修していたら、、、
それはちょっと怖いなと思います。
だって影響が出てくるのはずっと先。
その頃には立派に「差」ができているかもしれない。
筋トレでよく鍛えられている筋肉は猫背につながるものが多いし
差は湾曲やびっこにつながる。
それこそ何のために。。。？て思わざるをえないです。
その韓国アイドルは・・・！
筋トレは
「犬も飼い主もやりたければやればいい」
が私の結論です。
メニューとして取り入れてる所は増えているようだけど
変な使い方、鍛え方はして欲しくない。
（それなら散歩で犬に自然に使わせる方がよっぽどいい）
仮にしていても緩めてリセットしておけば大丈夫だから
必ずケアと一緒に！これは重要です。
ちなみに冒頭の世界的ダンサーの韓国アイドルはSHINeeのテミンです。
