先日、弟家のワンコが15歳半で亡くなりました。
ペットを飼っていればいつか必ず迎えるお見送りの時。
色々な別れがあります。
お年を召してからのお別れが自然ですが事故などで突然お別れが来ることもあるでしょう。
最後までちゃんと見送ってあげるのが飼い主さんの役割。
お見送りの方法はいくつかあるのでご紹介したいと思います。
とにもかくにもまずは保冷剤(と箱)
ペットが死ぬと悲しい。ほんとに悲しい。涙が後から後から出てきて止まりません。
でも泣きながらでも遺体を箱に入れ保冷剤を置いてあげましょう。
死後2時間くらいしたら死後硬直が始まります。
死後硬直が始まると首を曲げたり足を折り畳んだりできないので箱に入れづらくなります。
(1日半くらいしたら戻ってきます)
そして保冷剤をペットのお腹や脇の下、股の間などとにかく内臓が冷やせるように置きます。
全身の穴から汁が出てくるのでペットシーツやタオルを下に敷いてください。
そして火葬するまで(地域によるが)冬なら一番寒い部屋、もしくは外に置き(猫などに注意)夏は冷房をガンガン入れた部屋に置きます。
ペットの見送り方
ペット霊園
ペット霊園も色々なタイプがあります。
ペットの大きさで料金が変わるのですが、お骨拾いをするのかどうか、合同墓に入れるのか個別のお墓にするのか、連れて行くのかお迎えにきてもらうのか、などで料金は変わってきます。
私の経験したお見送りをご紹介したいと思います。
昔からある古いペット霊園
私が最初に飼っていたフェレットを見送った時に行った霊園は昔からある古いペット霊園でした。
過度なサービスはなくただ焼いてくれるだけのところですが、お話を伺ったところ金魚も焼いたことがあるそう。
骨もきちんと残ったそうですよ。もちろんフェレットのお骨も、小さな前歯(門歯)まできちんと残っていました。
きっとすごく腕のいい方だったのでしょう。
個別のお墓もありましたが私は合同墓にしました。
合同墓は好きな時にお参りでき、一年経ったら山に埋めるというものでした。
箱など簡単なサービスがあるペット霊園
猫や5kgくらいまでの小型犬ならおうちにある箱で事足りそうですがそれ以上になると入れる箱がない!という事もあると思います。
箱の用意が間に合わない時もあるでしょう。
もし亡くなることが予想できる、という状態なら箱と保冷剤の用意は余裕のあるうちにしておいた方がいいと思います。
箱は病院で用意してあったりもしますし霊園で販売している所もあると思います。
弟家のワンコを見送った所は段ボールの箱と小さな花束が用意されていました。
サービスが凄いペット霊園
友人の猫が亡くなった時に、私もお見送りに同席させて頂いたことがあります。
桐の棺、棺掛け(棺にかける布)、骨壺、骨壺カバー、祭壇も用意されていました。
そして葬儀が始まったのですが係りの人がおもむろに「では。。。」とラジカセ(?)のスイッチを入れると子供の声で「おとーさん、おかーさん、今まで僕を可愛がってくれてありがとう。僕はとっても幸せでした。・・・・」という内容のテープが流れました。
飼い主共々涙ながらに笑いをかみ殺す、というなんともいえない空気の中葬儀を終えました。
どこまでしてあげたいかは飼い主様次第。
費用はそこそこしてました。
移動式の火葬車
車がないおうちには有難いサービスかもしれません。
おうちの前まで引き取りにきてくれて車の中で火葬してくれます。
ただし、おうちの前で火葬するのではなく人気のない場所まで運んで行って火葬してまたおうちに届けてくれる、というもの。
煙が見えるので暗くなる前に火葬しなければならないそうです。
そして遺体を入れる箱には何を入れてもいいそうです。
思い出のリードやおもちゃなどは断られる事も多いのですが金具の付いたリードもOKだそう・・
ほんとに一緒に火葬してくれているのか?疑問です。
ちなみに場所はあっても炉がない霊園はこの移動火葬車が来てる所もあります。
環境局
事故死した野良猫ちゃんやタヌキなどの遺体は市に連絡すれば回収してくれ環境局で火葬します。
一般の飼い主さんでも持ち込むことができます。
費用は3000円程度。
ゴミと一緒に燃やすイメージがあるかもしれませんがそれはありません(神戸市)。
個別には火葬してくれませんが遺体だけで火葬してくれます。
お骨拾いなどはできません。
埋める人
田舎の人は自宅の庭や山に埋める、という人もいます。
ハムスターくらいまでなら可能かもしれませんが、相当深く掘らないと野生動物に掘り返されてしまうし、汚染や腐敗臭の問題もあります。
近所の公園に埋めるという行為は「不法投棄」となって処罰の対象になります。
やはり安全に火葬してあげるのが一番いい方法だと思います。
動物病院には霊園のパンフレット類が中に置いてあったりします。
病院側からなかなか渡しにくいもの。
回復を願いつつ、保冷剤や箱、どこに埋葬するかなど準備しておくことも大事なことです。
ペットを飼うならば必ず体験する事です。
どうかいい最期を迎えられますように。