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犬の整体 硬い筋肉と柔らかい筋肉

犬のライフケア

今回は筋肉について考えてみました。
犬の筋肉と人の筋肉、体のつくりの違いはありますがそ筋肉の働きはほとんど変わりありません。
筋肉の働きは分かりやすく大きく分けると三つあります。
それは
・動く ・血流ポンプ ・熱を作る です。

お料理するときに鶏の胸肉をよ~く観察してみて下さい。
一方方向に繊維がきれいに走っており筋肉は繊維の束でできていることが分かると思います。
筋肉はその束を縮ませることにより関節を曲げたり伸ばしたりして色々な動作をしています。
人が力こぶを作る時、肘を曲げて力を入れると力こぶの筋肉は盛り上がって「これが筋肉だ」とよくわかります。
ですが力こぶの反対側、いわゆる「ふりそで」といわれる部分の筋肉が伸びてくれなければ肘を曲げることができず力こぶを作ることは出来ません。
座ろうと思ったら後ろモモの筋肉が縮むだけではなく前モモの筋肉が伸びてくれなければ膝を曲げることはできません。
動かそうとする部分だけではなく他の筋肉との相互作用によって一つの動きが生まれます。
ところがこの縮んで働く筋肉が疲労やコリにより固くなってしまうと筋収縮の能率が低下してしまうのです。

コリ=筋肉が固くなって冷えて血流が悪くなっている状態

筋肉のコリとは…その反対の状態、つまり「固くなって血流が悪く冷えている状態」です。
筋肉はトレーニングで負荷をかけると一旦その繊維が切れて傷つき、そして回復する過程で大きく強くなります。
この筋肉の回復の時間を十分に取ることはとても大事であり栄養を届ける機能がきちんと作用していないとうまく回復出来ません。
筋肉がコリにより冷えて血流が悪くなっていると栄養が十分に届かず疲労が蓄積し筋肉は固くなってしまいます。
固い筋肉は可動域が狭くケガをしやすくなっています。
犬が猫背になっている、ということは後ろモモの筋肉が縮んで固まっており伸ばしにくい状態であるといえます。
そのコリのせいで下に引っ張られ結果お尻が下がる姿勢となっている、と考えられます。

筋肉は連動している

全身の筋肉はそれぞれ別々に動いているような感じがしますが全身の筋肉は連動しています。
肩こりがひどいからといって肩を一生懸命もんでも改善にはつながりません。
肩の筋肉と連動している胸や腕の筋肉をほぐすことが効果的だったりします。
愛犬の後ろ足の動きが悪いからといって後ろ足ばかりケアしていてもだめなんです。
ちなみにチーターやライオンなどネコ科の動物は瞬発力勝負で狩りをする白筋タイプであるのに対し、犬やオオカミは群れで獲物を長時間追いかけ疲れたところを仕留めるという赤筋タイプの動物です。
赤筋は「遅筋」とも呼ばれ文字の通り赤い色をしていて有酸素運動を得意としています。
酸素を使うので疲れにくく長時間使うことができる筋肉です。
だからシベリアンハスキーのように長時間そりを引いたりニューファンドランドのように泳いで人を助けて戻ったりできるのですね。

 

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