愛犬さんが初めて膝蓋骨(膝の皿)が外れ、獣医さんに連れて行くと
「安静に」と言われ痛み止めを処方されることが多いようですね。
痛がっているなら必要な処置ですが痛み止めと安静で改善するような症状ではありません。

痛み止めと安静で治ればいいのに。。。
ワンコは最初こそ驚いて大騒ぎするものの、慣れてくると自分で外れたパテラを入れるようになりますし
飼い主さんも慣れて上手に入れられるようになります。
お散歩はどうすべきなのでしょうか?
安静にしていていいものか。。。??
ご提案を書いてみたいと思います。
パテラさんにオススメのお散歩コース
基本的には獣医さんの指示に従ってください。
「お散歩行っていいよ」の許可が下りたのならしっかり歩いて筋力が落ちないようにしたいものですね。
★グレードの低いワンコ
グレード1や2であれば膝蓋骨(パテラ)は「時々外れる」という感じでしょう。
本人は気持ち悪いかもしれませんがお散歩には積極的に行ってもらいたいなと思います。
ただ平坦なアスファルトを歩くというお散歩では後ろ足はあまり使わずに歩けます。
前足や腰でカバーして歩けてしまうので鍛えたい後ろ足の負荷は小さいでしょう。
後ろ足をしっかり使えるのはやはり坂道や階段。

一歩ずつゆっくりがベスト
無理のない程度でお散歩コースに組み込んでみましょう。
さらに木の根っこや草、落ち葉などで凸凹した道やアップダウンのある場所などあればいいですね!

楽しく筋トレ♪
★グレードの高いワンコ
グレードが3や4となると「基本的には外れっぱなし」という状態かと思います。
外れているということは太ももとスネの骨はうまく噛み合っていないはず。
その状態で膝を曲げるような動きを頻繁にすると靭帯や半月板を痛めてしまうかもしれません。
筋トレの為には後ろ足を使うようなコースを行ってもらいたいけど無理はできない・・・
砂浜や布団の上など足が取られるような場所を歩かせるというのはムリなく負荷がかかってオススメです。
前足を一段高い所に置いて後ろ足で立つ姿勢を「キープする」というのも膝の曲げ伸ばしはしないで後ろモモを鍛えられます。
高すぎないのがコツ!

道具はなくても代用できますよ
ベストは「動かして鍛える」ですが無理は禁物です。
お散歩に行く前と後のマッサージをしてより安全に使いやすく
パテラさんは特に足が使いにくい状態です。
お散歩の前後のマッサージは足を動かしやすくしてあげる為にも、怪我の予防にも有効です。
太ももの骨とスネの骨がうまく噛み合っていない状態なので
(「パテラの子の膝は複雑な事が起こってる」に詳しく書いています)
ずれた状態で曲げ伸ばしを頻繁に行うと最悪の場合は半月板や前十字靭帯を痛めるでしょう。
グレードが浅いならお散歩の前に前モモとヒザ裏の筋肉を緩めてパテラがずれにくくしておく事
(具体的な場所はココ)
お散歩終わりには上の場所+前足のケア
をしっかりしてあげて欲しいと思います。

散歩前後のマッサージ
整体でリセットする事もお忘れなく!
整体では硬くなってしまった全身の筋肉のケアをします。
理想的に筋肉が使えているならベストですが人と同じでそんな犬は恐らくいない。
どこかに負担が強くかかり、どこかは使えてなくて、アンバランスになっているものです。
パテラのようにハンデがあるなら尚更、左右の筋力差や前足の負担など大きくて頑張っています。
定期的な整体やマッサージはそれらをリセットしてくれますよ。