私の愛犬も11歳。まだまだ元気ですがいずれは介護になるでしょう。
以前寝たきりシニアでも復活できる!というブログをあげました。
今回は(今回も)大型犬シニアのお話です。
体の歪みがびっこにつながる
ラブラドールR(16)
私は整体施術に入る前に体全体をゆるく触り犬に「今から触るよ~」と伝えます。
その時に「あれ?背中が動かない」と思いました。
普通はある程度遊びがある背中ですがこの子の背中は固く動きが悪い感じがしました。
飼い主さんのお話でも、歩いてる時に体が傾いている、時々びっこをひくとお聞きしていました。
肩甲骨が左右で歪んでいたのです。
肩甲骨が左右で歪むということは、足のパッドの位置が左右でずれて当然可動域もずれて、特に重さのある大型犬だとびっこのような歩き方に繋がります。
犬の肩甲骨が左右で歪むとどうなる?
人の肩甲骨は鎖骨につながっているのですが犬の場合はどこにも繋がっておらず浮いています。
浮いていて筋肉が周りを固めています。
どこにもついていないので筋肉に引っ張られて上下前後に動きやすくなっています。
この子の場合は右の肩甲骨が立っていて左とのバランスが崩れていて歩きにくくなっていました。
加えて右の脇のあたりにこぶし大くらいのコリがありました。
恐らくこの縮んで固まってしまっているコリが肩甲骨を引っ張っていたのだと思います。
最初は嫌がってましたががコリが解消されるにつれ寝てくれるようになりました。
整体でもいい!鍼でもいい!ケアしてあげましょう
整体をする以前から鍼治療もされています。
整体は表面の筋肉を刺激しますが、鍼はさらに奥の筋肉を直接刺激できます。
筋肉は「傷がついた」と認識すると余計硬くなってしまうのですが、鍼は筋肉が「傷」と認識しない細さで刺激し血液を集める事で血流を良くするそうです。
ケアを始める前はお庭に出してもじー。。。っと立ってほとんど動かなかったそう。
鍼や整体を取り入れた事で玄関の段差も自ら上がれるようになりました。
何もしていなければ今頃は寝たきりに近くなっていたかもしれません。
犬は自分で努力してくれませんからね。
整体でも鍼でもいいのでケアしてあげましょう。
体は動けば犬は自分で動きます。
その代わり動かなければ動かすような努力はしません。
だって犬は「寝たきりになったら。。。」なんて考えませんから。
飼い主さんがケアしてあげるしかないのです。