大型犬や特大犬の飼い主さんは「股関節形成不全」という病名を一度は聞いたことあるんじゃないでしょうか。
股関節形成不全とは股関節が骨の変形などによりうまく噛み合っていない状態。
スムーズに作動しにくいので炎症が起きて痛みが出てくることもあり、獣医さんでは手術を勧められます。
そして股関節だけのの問題でなく前足など他の場所に負担が大きくかかっています。
整体でこの「股関節形成不全」をどうにかすることは出来ませんが、歩き方を改善することで負担を軽くしてあげる事ができるのではないでしょうか。
ずっと歩けたら手術する必要はないのではないでしょうか。
初回の考察
施術前はこのような姿勢でした。
簡単に骨格を書くとこんな感じ。
触ると大きなコリが後ろモモにありました。そのせいで骨盤(お尻の三角形)が普通のワンちゃんより立ってしまいお尻が下がって見えるのですね。
背中の湾曲が極端です。
腰、殿筋(お尻の筋肉)も硬く全体的に左に負担がありました。
股関節の可動域が広がった
施術前は後ろモモの大きなコリのせいで股関節の可動域が狭く、腰を振って足を前に出していました。
三回の施術後、こぶしくらいあったそのコリが4センチほどの小さいものになり、スムーズに足を動かせるようになり股関節の可動域が広がりました。
コリが解消されたので骨盤が上がり背中の湾曲が緩まりゆったりしました。