飼い主さんをひっぱってお散歩している犬をよく見かけます。
飼い主さんは引っ張り返す事はなくむしろついて行こうと必死。
しつけ上よろしくない事は明らかだけど私はトレーナーではなく整体師なので
整体から見た問題点を書きます。
結論は「猫背につながる」です。
滑稽な散歩
施術の考察をするのに動画を撮ります。
その時に「こう歩いてください」と指示を出すのですが犬をコントロールできない飼い主さんが多い。
ほんの数秒の動画を撮るだけで
「犬にどのように接しているのか」
「犬が飼い主をどう思っているのか」
「犬にどう向き合っているのか」などある程度分かってしまいます。
大型犬の飼い主さんはケガにつながるのでしっかりトレーニングされてる方が多く
犬に引っ張られてるのは小型犬の飼い主さんが多いと思います。
小さいから別に構わないと思ってるのか、引っ張り返したらダメだと思ってるのか。。。
きっと優しい飼い主さんなんだろうと思いますが犬に必死について行く飼い主さんは滑稽です。
整体師目線で問題提起します
とはいえ私はトレーナーではないのでしつけ云々の話は控えます。
整体師なので整体からの問題点を。
引っ張る散歩をずっとさせていると猫背になります。
理由もちゃんとありますよ。
引っ張る散歩を骨格と筋肉で解説します
飼い主をひっぱるということはかなりな前傾姿勢を取ります。
この姿勢に骨格を書くとこうです。
肩甲骨に注目してみましょう。
必死でひっぱってる子の肩甲骨はこうなっています。
主に使われている筋肉はココ。
これはいわゆる「肩甲骨が立っている状態」となっていて猫背の肩甲骨と同じ状態です。
後ろ足を見てみましょう。
後ろ足は必死で蹴り出している状態。
使われている筋肉はココ。
この子も。
ただでさえ歩行時に自分の体重がかかるところなのに、さらに「飼い主を引っ張る」という重労働。
ココが酷使され硬くなると座骨がさげられ猫背の姿勢に近くなります。
要するに「引っ張る散歩」は「猫背になる為の筋トレ」をしてるとも言えます。
愛犬を猫背にしたい飼い主さんはいないはず・・・
そんなに愛犬に猫背になってもらいたいですか?
「はい!」という飼い主さんはいないでしょう。
でも引っ張る散歩をさせているということはそういうこと。
しつけ上の問題もありますが整体の観点から見ても将来が心配です。
「小さいから大丈夫」ではなくちゃんとトレーナーさんについて犬も人も楽なお散歩してください。
今すでに引っ張るという方は上記写真の青い筋肉のあたりを重点的にマッサージするべき。
引っ張り癖は急には直せないだろうから毎日お散歩後にマッサージしつつトレーニングに通って下さい。
妄想改善してみました
前だけでなく後ろにも同じ分量ひっぱらせたらどうだろう?
今度は上記とは逆の筋肉を使う事になります。
これを同じだけ繰り返せばバランスよく鍛えられたりするかな?
なんてそんなに単純ではありません。
やっぱりちゃんとお金と時間をかけてトレーナーさんにつくのがベストですね!