施術で来られた時に「以前腰痛があってヘルニアと言われました」と言われることがあります。
それは獣医さんの診断なので間違いないと思いますが実は半信半疑で聞いている。
「触っただけで痛がるから」とか「手から逃げる仕草がある」とかで言われている場合もあるからです。
ヘルニアの“診断”
ヘルニアをちゃんと診断しようと思うとMRIかCTを撮らないと分からないそうです。
ですがそれには麻酔が必要・・・とのことでシニアさんはなかなか検査に踏みきれない場合もありますよね。
レントゲンでも仮診断はできるそうですが確定ではないそうです。
医療については私は獣医ではないのでこのくらいしか分かりませんが
その腰痛が必ずしもヘルニアではないんじゃないかな~とは思っています。
腎炎は痛いそうだ!
以前腎炎を患った飼い主さんがおっしゃるには
「背中が痛すぎて横向きじゃないと寝れない」ということでした。
それくらい腎臓の炎症から来る痛みはきついそう。
犬の(人も)腎臓は腰のあたりに位置しています。
腎臓病を患っているワンちゃんは多いですよね。
腎臓の炎症が筋肉に飛び火して痛みが出ている、ということも当然あり得るわけです。
腎臓の役割を簡単に復習
腎臓はどんな役割をしているかというと
・血液のフィルターとして要・不要を分けて不要なものを排出
・血圧の調整
・造血ホルモンを作る
・水分量や電解質の濃度を調整
などがあります。
血液検査で分かるのは「血液のフィルター機能」です。
うちの犬が腎臓の数値が悪くなった時に血液検査と尿検査だけでなく血圧、電解質、貧血具合も診てもらいました。
それらは正常だったのでさほど心配しませんでした。
だって血管の炎症であるならやることは決まってくるから。
※黙ってるとみてもらえない事もあるのでお願いしてみてもらうといいかもしれません。
人の背骨は縦。犬は?
愛犬さんに腰痛があるらしい、と思った時に「もしかして腎臓かも?」っていうのも疑ってみて下さい。
だって重力の方向考えたら人のようにヘルニアにはなりにくいと思うんですよ。
人は背骨が縦、犬は横ですから。
CT検査をしてヘルニアと診断されたコもいますからないとはいいませんが。。。
前職場にいた獣医さんは痛みがあるというだけで「あぁヘルニア!」と言っていた(えぇー!)
今から思えば乱暴すぎる診断ですね・・・もう時効でいいよね?私じゃないけどね。
もしかしたらヘルニアと腎炎の両方も考えられますよね。
おうちでできる簡単だけど大事なケア
腎臓が悪くても悪くなくてもおうちでやって欲しいのは「あたためること」です。
腎臓は冷えが嫌いだそうだから。
まぁ腎臓に限らず冷やしていいことは何一つないと思っていますが、とにかく
温める事はおうちで簡単にできますね!
人はお風呂に浸かりましょう。なんて手っ取り早い!
雑談ですが「子宮筋腫」
あれは冷えから体を守るためにできている説があります。
からだを温めれば自然と消えるそうですよ。
※参考「阿保徹のこれならわかる!免疫学」より