整体はマッサージと違い表面だけでなくもう少し奥の方まで指を入れちゃいます。
多分今までされたことない触り方だから、「え?」ってなるコもいます。
最初から寝てくれるコもいるし終始嫌がるこもいます。
ハスキーさん、初回は隙あらば逃げようとしていたけど・・・
ハスキーちゃん(9)、定期的に月一回施術をさせて頂いています。
おっとりした子でめっちゃかわいいんです♡
体が右に湾曲していてコリがひどく
左の腰の辺りが引っ張られてぱっつんぱっつんでした。
背中が柔らかく動かない!生き物じゃないみたい!というのが第一印象です。
そういうところは犬は触られたがりません。
それでずっときてるから硬くて普通だったんだろうし、動きにくくても
犬はそんなこと考えません。
前半身は気持ちよくさせてくれましたが腰のあたりになると「では」って感じで
去ろうとします(笑)。
引き止め引き止め最後までしましたが一回では思うように柔らかくなりませんでした。
最近は施術が始まると自分からゴロンしてくれます
飼い主様が整体に理解のある方で(よかった!)、毎月施術させてくれるようになりました。
いくら「整体で柔らかくしてあげると楽になるのにな」と分かっていても
お金を払うのは飼い主さん。
飼い主さんが整体の必要性を理解してくれないとその子に施術してあげる事は
できないのです。
本当は週一でやりたいくらいの硬さだったんだけど月一でもだいぶ変わってきました!
本人も分かっているのか施術が始まると自分からゴロンと横になって
「ハイどーぞ」って感じです。
いびきかいたり鼻水がポトリとなって気持ちよさそうです。
施術後は箱灸もしてあげてさらに血行よくなってヌクヌクです。
(ハスキーだからヌクヌクしなくていいってわけではないですからね)
施術後は「絶対に」歪んでいた座り方がちゃんと座れるようになってきました。
残念ながら効果は永遠ではないですが筋肉が柔らかくなってきた証拠です。
まだいびつな背中ではありますがこの子にとってはヨシ♪
このコの記事はコチラにも→気になってた横座りが変わってきました~!9歳ハスキー犬の整体
横座りに関してはコチラも→ 犬が横座りする理由とケアの方法
何もしないでいるとこの子の数年後はどうなっていたか?
すでに右への湾曲があります。
右のコリも大きくコリのせいで背骨が右へ湾曲していった、と考えられます。
なぜ右のコリがひどくなったかは・・・過去の事なのではっきり分かりません。
ケガをしたのかもしれないし(小さなケガでも)普段の生活が関係しているのかもしれない。
この子的に右に頼らざるを得ない状況があったのでしょう。
何らかの事情で左が使えなかったかもしれませんね。
けっこうな左右差、そして腰や背中の硬さ、なにより湾曲があり動きにくい。
筋力低下が進み、いずれバランスが取れなくなって立てなくなっていたかも
しれないな~と思います。
あくまで予想ですがこれくらい考えていても全然おかしくないと思います。
大型犬さんは特に特に老後に気を配ってほしいです
私は長年動物看護士をやってきました。
大型犬の飼い主さんで、犬が寝たきりになってしまってどうしようもなく
大変苦労されるのを何例も見てきました。
少しでも自力で歩けたら飼い主さんのご苦労はすごーーーく軽減されます。
大型犬、特大犬の飼い主さんはその子を数年後をちょっと想像して
早め早めに何もないうちから対策して欲しいと強く思います。