先日、ドッグダンスをやっていたという飼い主様&トイプーさんと出会いました。
ダンスのビデオを見せてもらったけどすごい動きするんですね!
後退はもちろん、フセの状態のまま横に移動したりどうやってこんなの教えるのかな~って思うような動きをしていて
飼い主さんとの絆というか信頼関係に感心しました。
飼い主さんが楽しいのはもちろん、ワンちゃんも楽しくないと喜んでやらないよね。
だからすごいな~と思ったけど動きとしては犬が普通しないような動きをさせているわけで・・・
なので練習とケアはセットでやってあげて欲しいなと思いました。
左を使わず右に頼っていたはずなんだけど・・・
出会ったトイプーちゃんは左の肩と股関節にハンデがあって、恐らく本人としては左に体重をかけづらいはずなんです。
コリも右に集中していて右に頼っているんだなというのが触るとよく分かりました。
そのせいで右に湾曲していて、恐らく右回りは得意だろうけど左回りは苦手なはずなんですよね。
だけどこの子はドッグダンスしてたからか左にも回れちゃうんです。
本当なら左に頼るところ、右を上手に使って回ってます。
普通のワンちゃんだったら避けてた動きかもしれませんね。
(一概には言えないと思いますが)
ビフォーアフター考察とこれからの事
施術後は左にも体重を乗せながら回れるようになりました。
動画はコチラ
整体ではハンデはどうしようもできないのになぜ左を使えるようになったかというと、
右への湾曲が改善されたので左にも体重が自然と乗るようになった。そして
そもそも左に頼る事ができる体だった、ということかなと思いました。
ところがしばらくして左足をあげるようになってしまいました。
右のコリを改善して左右のバランスを整えたら今まで使っていなかった左に痛みが出ちゃったのかもしれません。
う~ん、どうしたものか。。。
かといって整体しなければ右のコリ&湾曲はひどくなってきっとそのうち歩かなくなったのではないかな。。。
難しい所です。
私ならこう考えます
左は痛みがでてつかないようになるかもしれません。
でも私なら左右のバランスを整える方を選ぶかな、と思いました。
痛くてあげたとしても犬は三本足で歩ける。
使わなければそのうち痛みはひいてまたつくようになるかもしれません。
そしたらまた痛みがでて・・・と繰り返すかもしれませんが根本的に治すとなると手術しかない。手術したってその足を使うわけないと考えたら
私はその関節とうまく付き合っていく方を選びます。
他の足にも負担が出る可能性は当然あります。
獣医さんなら「安静に」というところかもしれませんね。
でも犬は自分でバランス取って上手に歩くでしょう。
全く歩けなくなる可能性よりは三本足でも痛み止めに頼ったりしても動ける方を選ぶかなぁ。
これには答えがありません。
ドッグダンスが大好きならさせてあげたいよね!
その子はドッグダンスが大好きで引退した今も後輩にお手本を見せようと頑張るそうです。
そんなの、させてあげたいでしょ!
ダメダメ言うのは可哀想というものです。
飼い主さんは「愛犬の整体師になろう講座」を受けてくださいました。
これで毎日でもケアしてあげられます。
左のハンデはどうしようもないけど右への負担は軽減できますよね。
「好きな事させてあげたい」「一緒に○○したい」と思うなら
やるだけでなくケアまでセットでしてあげて欲しいと思います。