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犬猫の食事にタンパク質が重要な理由

犬の食育

先日勉強させてもらった「キャットショップさくら」APNA認定上級指導士の新胡先生の免疫セミナーにて、タンパク質の重要性を再認識しました。

 

タンパク質は細胞の成分 

前回の投稿で「免疫細胞ってすごい!体は治るようにできている」とお話しました。

ガン細胞やウィルスと戦う免疫細胞=白血球

白血球は血液やリンパ液に存在しています。

ワンちゃんの健康診断や手術前検査を受けた時、CBC検査というのをしませんでしたか?

血液の成分を調べる検査で、血が足りているか、ドロドロ血になっていないか、傷口はちゃんと塞がるかなどを調べる検査なのですが、その項目の中に「WBC」という項目があります。

これが免疫細胞である白血球です。

敵が侵入すると即座に集まって戦ってくれる細胞です。

白血球は通常では猛烈なスピードで血管内を流れています。

が、外敵の侵入を察知すると血管内を流れている白血球は血管壁を転がって停止。

そして活性化して血管壁から出ていき外敵のいる場所に辿り着きます。

これを遊走といって、白血球が問題の場所に集合できる能力です。

その構成は水分が7割、次に多いのがタンパク質、脂質と続きます。

タンパク質の重要性

免疫細胞を含む細胞は水分の次にタンパク質で構成されています。

タンパク質がなければ体を守ってくれる免疫細胞は十分に作られません。

タンパク質と言えば三大栄養素の一つですが、他の二つ「糖質」と「脂質」は作ることができます。

構成成分が共通しているからです。

ところがタンパク質だけは作ることができません。

タンパク質にしか含まれていない成分があるからです。

体で作ることができないのですから外から摂取するしかありません。

食べ物で取り入れるしかないのです。

食事の中のタンパク質がいかに大事かお分かりいただけるかと思います。

ついヘルシーなイメージから野菜を多く食べさせたくなりますが大事なのはお肉や卵の方。

野菜ゼロの食事回があっても肉系ゼロの食事回はないようにしましょう。

タンパク質の簡単な取り方

タンパク質といえば動物性と植物性がありますね。

どちらも長所と短所があります。が、タンパク質の含有量が多い、吸収率が高いのは動物性です。

高評価な食べ物はなんといっても

安くて日常的に摂りやすいのは卵ではないでしょうか。

アレルギーの問題があったりしますが健康なワンちゃんであれば卵を大いに活用してください。

ゆで卵、炒り卵、なんでもいいです。火はしっかりと通してください。

我が家ではお肉を含めた食事にゆで卵を半分追加しています。(一日1個あげています)

お肉を解凍してなかったー!という時はとりあえず卵1個を炒めてチャーハンです。

免疫細胞以外にも。。。

タンパク質は免疫細胞を作るのに重要だと書きましたが他にもたくさん活用されています。

エネルギー源となるのはもちろんのこと、代謝に関わったり体の機能を調整したり。

生体には欠かせないものです。

軟骨成分や皮膚の成分であるコラーゲンもタンパク質から作られています。

あれもこれもと書き出すとキリがないくらい多種多様に使われているのがタンパク質なのです。

 

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